水虫になったことがない場合、これが水虫だとわからないまま放置していて悪化してしまうということもあります。水虫の疑いがあるなら無視せずに早目に対処していきましょう。

水虫におびえる夫婦

ラミシールはどんな病気に効くの?

ラミシールはテルビナフィンを有効成分とした抗真菌薬です。抗真菌薬とはその名のとおり真菌を抑える働きをする薬剤のことで、真菌が原因で起こる皮膚の病気に効果を発揮します。

ラミシールの外用薬は現在、水虫薬として市販されていますから薬局やドラッグストアなどで目にしたことがある方も多いでしょう。しかし、実はラミシールは水虫の原因菌である白癬菌以外にも、真菌のひとつであるカンジダにも有効なお薬です。また「タムシ」や「シラクモ」も水虫と同じ白癬菌の感染によって起こるため、同じ効果を期待できます。

ラミシールは市販薬も医療用医薬品も同じテルビナフィンが主成分であり、効果も同じです。しかし市販されているラミシールにはクリームや液状などの外用薬しかありません。優れた殺菌効果が認められているラミシールですが、角質増殖型水虫や爪白癬(爪の水虫)の場合、クリームなどの外用薬だけでは完治が難しいのが実情です。角質増殖型水虫とは、治療をおこなわず放置したり再発を繰り返したりすることで起こるとされる、足の裏の角質が厚くなるタイプの水虫です。このような状態や爪白癬では有効成分が内部の白癬菌にまでなかなか届かず、一般的な水虫に比べ治療が困難であるといえます。

しかし、医療機関で処方されるラミシールには外用薬以外に錠剤の内服薬が存在します。錠剤であれば、内服することで体の内側から有効成分を行き渡らせることができるため、原因菌である白癬菌を効果的に死滅させることができます。

ラミシールの内服薬は、白癬菌を完全に死滅させるまで継続して服用する必要があります。ではどのくらい続ければ良いのでしょうか。人間の皮膚のターンオーバーは顔などの薄い部分で約14日といわれていますが、足の裏の場合には約120日もかかります。爪が生え変わるにはさらに日数がかかるため、治療期間は一般的に6ヶ月~1年程度は必要になります。また、再発する可能性の高い病気のため、医師の指示に従い根気よく治療を続けることが大切です。

ラミシールなどの経口抗真菌薬は、市販されていないため病院で処方してもらう必要があります。また市販薬の外用薬を使用する場合も、実際は水虫やカンジダ症などの皮膚真菌症ではない可能性もあるため注意が必要です。自己診断によって間違った治療を行い、悪化させてしまうことも少なくありません。まずは専門の医療機関を受診し、適切な治療を行いましょう。